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楽しみ苦しみ紙一重

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※画像:Googleストリートビューより
そうだ京都、行こう。 まさにそんな感じ

ロードレーサーという車種にのめり込む前に、初めて買ったサイクリング車があります。いわゆるランドナーと言うタイプの自転車でした。 「富士・フェザーコンポ」という廉価車でしたので、本格ランドナーというよりは「(ランドナー)のようなもの」だったのかも知れません。

サイクリング車を買うに至った詳しい動機はここでは割愛しますが、なんとなく遠くへ行くための道具を手に入れたいという気持ちがあったのは間違いないところです。 しかし、具体的に「どこかへ行きたい」という目的があって買ったわけではありません。

「そうだ京都、行こう」・・・ 昔こんなテレビCM(JR東海)のキャッチコピーがありましたよね。 でも、その何年も前に私は全く同じ言葉が頭の中に浮かびました。 なぜか「とにかく京都行ってみよう!」って感じ^^

何処でもいいから、とにかくちょっと遠い所へ行ってみたい。まわりの人に「すごい!」って言われる距離を走ってみたい。ただそんな理由だけで、富士・フェザーコンポを手に入れたその年の夏休みにそれは実行されたのです。

風景を楽しみたい。人との触れ合いを感じたい。サイクリングの楽しみを見付けてみたい・・・ そんな気持ち、特にありません。ただ単に(名古屋から)京都へ行ってみよう。 もうほとんどそこいらの中学生2年生と同じような気分でした^^;

ただ単に、国道一号線を西に向かえば京都にたどり着く。そんな気持ちでペダルを漕いでいました。旧東海道の難所のひとつ「鈴鹿越え」です。 まったくつまらん道です。初心者には坂もきついです。横を大型トラックが轟々と走り抜けます。 それでも京都へ行くのだ。 

ちなみに、この国道一号鈴鹿越えは、もう一度走ってみたいと思ったことは、それ以来ありません。


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※画像:Googleストリートビューより
お化け屋敷より怖い道 若さと気力で乗り切ろう!

夜中に名古屋を出発し、明るくなるころに京都に着けば良い。 つまり夜通し国道一号を走ったわけです。ですから常識的な時間帯に京都観光なんて出来るはずはありません。 でもイイのです、観光目的じゃないのです。京都へたどり着いたと言うことだけで充分なのです。

どこかに宿をとった訳でもありません。 ということは野宿です。 でも安心してください、夜ではなく昼間です。たしか渡月橋近くの河原だか公園みたいなところの草の上で仮眠した記憶があります。 ああ無計画そのもの^^

そして午後になって奈良市内を少し走ったのを記憶しています。 名古屋人にとって京都・奈良はワンセットですからね。小学校の修学旅行みたいに^^  さあ、あとは帰路あるのみです。

陽が西に傾きかけたころ、木津川沿いの道を奈良から西進し始めました。つまり、また夜中に目的地の名古屋へ向けて走るわけです。

昼なお暗き道・・・ 伊賀上野を過ぎ、柘植宿あたりを通る旧国道25号。 今思うととんでもなく恐ろしい道です。昼間なら別に構いません。でも完全に陽が落ちた夜の道です。 しかも小雨がシトシト降ってきました。 

我が富士フェザー号はブロックダイナモ式の前照灯・・・ 止まれば完全に闇です、真っ暗です。何が出てきてもおかしくありません魑魅魍魎とか。 そんな道です。 今思い出しても、よくこんな道を夜中に単独行できたなと思います。

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※画像:Googleストリートビューより
ああ、もうこれで生きて帰れる! 大げさですがそんな感じ

そんな恐ろしい道を何とか頑張って進み、しばらくして人里の灯かりが見えてきました。 東海道関宿あたりです。 この時は本当にホッとした気分。 これまでの人生でこんなに「ホッ!」としたことは他にありません。(ちょっと大袈裟かな? ^^;)

灯かりと言ってもすでに夜遅い時間。普通の民家の灯かりはごく僅か。 今のようにコンビニなんてありません。もちろん開いてるお店なんかあるはずもなし。それでも「これで生きて帰れる!」とマジ感じました。(大袈裟ですね^^)

それでもこの場所から自宅までは、まだ70km以上はあるでしょうか。 しかも、またあの国道一号でのルートです。 あとは疲労と睡魔、そして横を通り抜ける大型車との戦いでしたが、今こうして思い出話として語っているのだから、無事であったことには間違いないです。

こういう自転車旅はサイクリングではないですよね。単なるアホな冒険。 ああ、いい歳してからの「中二魂」情けない。

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歳を取る それは懐かしむということ

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まだまだひよっ子  あらためてそんな思いです^^;

昨日は自転車現役時代にお世話になっていた自転車仲間さんの同窓会に行ってきました。

7人の参加でしたが、私個人としては完全に自転車から遠ざかっていましたので、どなたも24~25年ぶりにお会いお会いする方ばかり。もうとても懐かしく涙が出そうでした^^;

年齢層も様ざまで、下は50歳代前半、上は70歳過ぎと幅広いですが、そこは同じ趣味で通じ合うもの同士。思い出話に暇はありません。やっぱりこういう趣味やってて良かったなと、改めて思いが深まりました。

お一人のベテランサイクリスト(テレビ朝日の『人生の楽園』にも出演されたすごい方)がちょっと興味深い物を持参いただきました。 『旅とサイクリスト』と言う古いサイクリング専門誌です。

実は私、結構長く自転車やって来たし、色々な雑誌を読み漁って来たつもりです。しかしこの『旅サイ』はその存在を知りませんでした。 

よく見ると1967年9月号だという事が解ります。 そのころ私はまだ小学生。当然自転車にも(専門的な)興味はありませんでしたからね。
初めて開くその中身は、広告記事を見ているだけでもうワクワク気分。懐かしさいっぱいです。

そして、ご本人はこの雑誌を手放すという事で、その行き先は東京の大手新聞社だという事です。歴史的価値と言えば大げさですが、自転車文化の一部として、今後はその新聞社で保管されるという事です。

まあそんなこんなで、とても楽しいひと時を過ごさせて頂きました。 これを機にまた自転車仲間をのつながりの復活をみんな喜んでいました。
次は忘年会かな? ^^;

身のほど知らず

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美しければイイってもんだ! ほんとにそれでイイの?

我が自転車人生の中でトラックレーサー(ピスト車)はオーダーフレーム2台乗りました。上の写真はその2台目です。信頼のブランド(?)ブリヂストン・グランヴェロです。

古くからのマニアで、フレームスケルトンにお詳しい方ならすぐにわかると思いますが、シートアングル、キャスターアングルともに思いっきり立った角度。つまり完全にスプリント用(短距離)のフレームだと言うことが解ります。

元々ロード専門なのに、なんでピストなの? いやいや、それは自転車やってるとどうしても一度は乗って乗って見たくなるんです。 

お世話になっていたショップのオヤジさんも「ピストは回転練習にエエんだぞ!」とか言うものですから^^

まあ用途はともかく、自転車としての最高の機能美を端的に表していますよね。 美しい物をコレクションしたくなる。当然の結果ですよね。(それじゃダメじゃん^^)

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※画像:Googleストリートビューより
本職には勝てません 勝とうとも思いません
でもちょっと思ったりします

静岡県西部で競輪プロを最も多く見かける場所。 旧浜岡町から御前崎(現御前崎市?)あたりの国道150号線。見るからにスピード練習できそうな道です。

私も何度かここを走ったことがあります。 ただ、ピストで走ったのは多分2回くらい。 というのも、やっぱり恥ずかしいんですよ。 

自分なりに一所懸命走るんですが、後方からなにやら気配を感じる。 すると3人くらいでグループ練習してるプロが、横をシャーッと抜いて行くんですよ、「おスッ!」とか言いながら。 

挨拶を返しながらも、心の中で「ウッ!」と思い、ちょっとは頑張って着いて行くんですが、最終的には本気でモガキされて当然ついて行けませんわな^^ 

同じピストでそんな思いするんだったら、シロート丸出しの走りでロードに乗っていた方が体裁がいい訳です、抜かれても^^


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※画像:Googleストリートビューより
サイクリストは美しい風景を楽しみながら走る 
そう言い聞かせるしかありません


海の見える道を潮風受けながら楽しむ。 これでイイんです。 でもね、実を言いますとあんまり海辺の道は好きじゃないんです。

退屈なんです。平坦過ぎるんです。 おまけに向かい風なんか吹かれた日にゃ・・・ ああつまらん。 やっぱり同じ苦しむなら山の方がエエわ^^



ルール無用の悪党か

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※画像:Googleストリートビューより
スリルとスピード 当然どっちもスリリングに違いないのです

前回記事の続きです。
扇沢駅でしばし休憩。 そして後は下りあるのみ。 自転車乗りの楽しみでもあります。

目標ゴール地点の大町温泉郷まではおよそ11kmです。下り始めて2~3kmのところにきついヘアピンが二つあります。 いくらコンディションの良い道でもそこはスピードセーブ。 当然ですよね。ここでアクシデントあろうものなら先が楽しめません。

それでも深いバンク角でリーンインを決めながらコーナーを楽しむ。 ロードレーサーの下りでの楽しみは大いにスリリング。 これを楽しまずに何を楽しむ? ^^;

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※画像:Googleストリートビューより
ナチュラル絶叫マシーン! まさにカッ飛んでました

二つのヘアピンを抜けると、あとは殆どストレートな道。 しかも全てそこそこ下ってます。 ロード乗りのもう一つの楽しみとしては当然のことながらスピードです。 下りのストレートとなれば・・・ そう、速度記録に挑戦したくなる。

実はここで92km/hを出したことがあります。 後にも先にもこれが最高です。 私はエンジン付きの二輪車は乗りませんが、体感的にはエンジン付き二輪車のそれより速く感じるのかも知れません。 コワ~! 今思い起こすとマジそう思います。

そんなことより、これはれっきとした違法行為です。 今は自転車に乗りません。 だからと言ってはなんですが、もう20~30年以上前のこと。 なので時効ということで、どうかお許しください。

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ルール違反にもほどがある 今は懺悔あるのみ

登りでは死にそうに苦しみながら40分近くかかってたどり着く道も、下りは12分そこそこで終わってしまいます。 けっこう脚も回して下りますが、それにしてもあっけないものです。 お金を払ってのり絶叫マシーンだったらもっと虚しいですですよね^^

走りを楽しんだ後のお楽しみは温泉で汗を流す。 この日帰り温泉施設を知ったのは自転車のおかげ。 自転車と言う趣味がなかったら一生訪れることも無かったかも知れません。

ただ、ここを利用するときは自動車を使って来た時だけ。 この近くに車をパークして自転車を楽しんだ後にお風呂で汗を流すという事です。

実はそのあとにもう一つお楽しみが。 次ぐ近くの食堂で蕎麦を食べながらビールを一杯。
あ~! もう完全にアウト! この件につきましてもすでに時効を迎えております。 

今は自動車も自転車も乗らない生活です。 
なのでそういう場面もありません。 どうかお許し下さいませ。


○○の一つおぼえ

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拘って損し 拘らずに得したり

これは我がロードレーサーの3台目。フレームはパナソニック製のセミオーダー(シートサイズとトップサイズのみ寸法指定)です。(大人の事情で車名ロゴは“GanWell”になってますが)

今ではあまり一般的ではなくなったのかも知れませんが、今から30年ほど前まではサイクリストの多くがオーダーフレームに拘りました。私も初めて買ったロード(片倉シルク)は既製品でしたが、2台目はオーダーでした。

自転車と言うものは、凝れば凝るほど自分だけの一台が欲しくなるものです。ましてや乗り手の体格や走り方は千差万別。それに合わせた細かい寸法や角度を形にしたくなって当然です。

ところが、意外なことに既製フレームにちょっと乗って見たら、思いのほか軽く感じたりする事もあります。 一般的に言って、オーダーすれば既製同等品よりは高価になるのは当然。 なのに既製品の方がしっくりくる。

ああ、何という理不尽。
このマシンの時にそんな思いをしたりしました。 まあフルオーダーではなくセミオーダーというところが微妙だったりしますが^^

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※画像:Googleストリートビューより
どМなの?それともどSなのか サイクリストってヘンな人?

長野県大町市から西へ伸びる走りやすそうな道路。 そうです、あの黒部ダムへ向かう観光道路です。この道はもう数え切れないほど走っていましたが、なぜか飽きることはありませんでした。

大町温泉郷を起点とし、黒部ダムの関西電力専用道入口(扇沢駅)をゴールとすると、その距離およそ11キロメートル、標高差約800メートルです。これを一気に登りますから、それなりに厳しい道です。

ここで個人タイムトライアルするわけです。 苦しいけど楽しいんです。嬉しいのに死にそうな気分になれちゃうんですよね。 ああ、やっぱりヘンなヤツです^^

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何も待っていない 褒められるでもなし 何が楽しいの?

苦しみ限界のところでたどり着くのがこの扇沢駅。 標高1,433メートルと記されたモニュメントを見て、自己満足に浸るのがささやかな楽しみ。サイクリストって罪のない生き物なんですね^^

ロードレーサーでココまで来て、しかもロードレーサー然とした格好で、ましてやレーサーシューズのカツカツ音なんか響かせて観光と言う気にもなりません。 自販機のジュースで渇きを癒せば、あとは当然引き返すのみ。 まあ、これはこれで楽しいのです。 自転車乗りってそういう生き物なんですよね^^

ちなみに、ここから先は関西電力が運営する関電トロリーバス(とても武骨なスタイルとカラーリングですが個人的には大好きです)のみでの運行。 つまり、黒部ダム見学はこのバスでしか行けません。 そして、来年度からはトロリーバスの形態は廃止となり、電気バスでの運用となる予定だそうです。 ちょっと寂しいですね。



2018年9月6日未明 北海道で

北海道地方で大きな地震が起きました。
被害状況が大変気になります。
近年、頻発する自然災害。
それらについて何となく鈍感になっている自分がいます。

当該地方のみなさま、心よりお見舞い申し上げます。
どうかこれ以上の被害の拡大がありませんように。


サイクリストあるある

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※画像:Googleストリートビューより
うれし恥ずかし 激坂登り

我が自転車キャリアの中で、長野県の峠越えはどれも印象的なものばかりです。
中でも、鬼無里村(現長野市)から戸隠へのアプローチ。 なかなかの厳しいコースです。

自転車を楽しみ始めてから、毎年の夏休暇には20シーズン近くは訪れていた場所です。
中でも大望峠へのコースは、最高の厳しさの激坂を味わう事の出来るサイクリスト垂涎のルートです。

何年前のことだったかははっきり思い出せませんが、この坂を仲間二人で攻めている最中でした。
時はお盆休み真っ最中。 そんなこともあり結構な数の車が我々の横をすり抜けて行きます。

その中の一台が、追い抜きざまに「頑張ってぇ~!」と声を掛けてくれました。こういう事ってサイクルイングやってる人なら何度かは経験があるのではないでしょうか。もちろん私もこの時が初めてではなかったと思います。

我々が峠に到着した時に、先ほどの車も大望峠の展望台で休憩していました。家族連れのドライブ旅行だったようです。その中の奥様と思しき女性は我々を見つけるや否や、「これ食べませんか」とトマトを差し出してくれました。

もちろん遠慮なく頂きました。乾いた喉にトマトの水分はサイコーに美味しかった。 そして、「こんな坂、自転車で登れちゃうのね」と、いたく感心されたのを覚えています。 まあサイクリストあるあるの一コマだとは思います。でも、旅先でのこういうふれあいって嬉しいもんですよね。

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※画像:Googleストリートビューより
どうにも逃げられない状況 それが困りモノ

サイクリストとして本気になればなるほど、激しい坂から逃げようとは思いません。むしろ進んでそちらへ向かいます。でもちょっと逃げ出したい場面もあったりします。

大望峠を後にして、しばらくするとまたもや激しい坂。 そう、そこは観光スポットとしても有名な戸隠神社に差し掛かります。そういう場所で休憩なんかしていると、またまた知らない人に声を掛けられたりします。

「おっ、兄ちゃんたち競輪選手!?」・・・  こうした問い掛けは大体が中年以上のオジサンからです^^ 
「いや、違いますよ^^;」 「こんな細いタイヤ、競輪だべ!?」  「いや、これはロードレース用で、競輪じゃないんですよね」 

実は、こういうやり取り、もう数え切れないくらいあったような気がします。 でも、近年のロードマシンはルックスがかなり特徴的になっているので、競輪とは間違えられないかも知れませんね。

でも、一昔前までは多くのロードサイクリストの皆さんが経験があるのではないでしょうか。
「競輪選手だろ!?」  「この自転車、いくらするの?高いんだろ?」  なんてね^^;



プロフィール

ロードマンN

Author:ロードマンN
今はもう昔のように走れませんが、ロードレーサーにのめり込んだ日々を想い出しながら、当時走り回った道を紹介して行こうと思います。使用画像はGoogle mapからお借りしてます。

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